参考:つどいアーカイブス
「八尾市市民活動支援基金」設置とそれ以後の経過
「八尾市市民活動支援基金」は、2005(平成17)年3月に設置されました(公益に資する自主的かつ積極的な市民活動の促進を目的に設置)。
設置の目的として、当時(2005年6月)の八尾市では第4次総合計画のもと市民と共にまちづくりを進めるために、市民活動支援ネットワークセンター「つどい」を設置するとともに、市政への市民参加をより一層すすめていくため、(仮称)まちづくり基本条例(現在の、八尾市市民参画と協働のまちづくり基本条例)の検討を進めていました。
八尾市市民活動支援基金を設置し、市内の市民活動(市民の自発的・自主的社会貢献活動)を促進し、市民主役の元気あふれるまちづくりをめざし、市民活動や地域活動の支援を行うためでした。
それ以後の経過は、八尾市市民活動支援基金活用研究会を設置し、市民による基金活用の検討として、市民4名と学識経験者1名及び事務局(当時は八尾市地域経営課)で構成し、要綱案としてまとめました。
その要綱案としてまとめ、八尾市役所内(庁内)において地域経営推進会議で議論を行ったうえで意見を聞き、八尾市の方針を固めて行きました。
なお基金の原資は5,000万円でした。
- (第1回庁内での検討がされました。)
- 2005(平成17)年6月1日 :第1回八尾市市民活動支援基金活用研究会
- 2005(平成17)年6月20日:第2回八尾市市民活動支援基金活用研究会
- (第2回庁内での検討がされてました。)
- 2005(平成17)年7月4日 :第3回八尾市市民活動支援基金活用研究会
- 2005(平成17)年10月1日 下記の要綱・要領が施行
- ・八尾市市民活動支援基金運営要綱
- ・八尾市市民活動支援基金運営審査委員設置要領
上記の活用研究会の委員は、座長に学識経験者から近畿大学久隆浩氏が、地域活動からは八尾市自治振興委員会及び八尾市地区福祉委員長連絡協議会から各1名、市民活動からは「つどい」の委託運営団体(特定非営利活動法人やお市民活動ネットワーク)が2名、それぞれ委嘱を受けています(つどい委託運営団体が審査委員として委嘱を受けた経過を知ることが出来ました)。
10年近く前までは、当時の活用研究会の委員もしくは委員所属団体の選出により審査委員として委嘱をされていたことが経過からわかります。
同じく2005(平成17)年3月に「八尾市地域安全・安心のまちづくり基金」を設置されています。
近年まで「八尾市市民活動支援基金助成金」「八尾市地域福祉推進事業助成金」も含め、3つの助成金の募集を3課共同で「市民活動を支援します」と題して刊行物として発行をしていました。
ちなみに、下記の事業及び助成金は、2005(平成17)年3月以前から行われていました。
- 「八尾市環境保全活動支援事業」八尾市環境総務課
(途中、「環境アニメイティッドやお」が「環境活動支援金」として実施、現在は廃止) - 「街づくり活動支援制度」八尾市都市計画課
- 「八尾市地域福祉推進事業助成金」八尾市福祉政策課
※上記は、当時の担当課名及び協議会名で掲載。
以上の設置、その後の経過から、八尾市第4次総合計画の計画期間に、【八尾市市民活動支援基金】【八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」】【八尾市市民参画と協働のまちづくり基本条例】は、「市民主体のまちづくり」を推進するために、すべてがつながっていたことがわかりますね。