NPO法人・ボランティアとは?
~「NPO法人の資金源」と「NPOの存在意義」との関係性~
「NPO=市民活動」とご理解くださいませ
ややこしいタイトルで、しんどく感じたら申し訳ありません。
今回は、A4用紙1ページで収まる情報です。
つどい業務責任者(新福)として、市民活動やNPO法人のことを詳しく知らないといけない、経験を積まなくてはいけない中、携われれば携わる程、自分自身は程遠いなと感じてしまいます。
個人的には、つどい業務責任者が八尾で市民活動・中間支援に出会ったのは2001(平成13)年の秋に開催された「八尾市まちづくり教室」に大学のゼミの先生のお手伝いで参加したことがきっかけです。この世界に携わり、早20年が経とうとしています。
NPO法人等市民活動団体を運営することの大変さ
一言にまとめると「顧客を創造し維持できなくなると団体・法人の休止・解散につながる」と言えます。
顧客とは、市民活動の公益性の世界では、対象者である「第一の顧客」と、対象者や対象者に提供する市民活動団体・NPO法人に協力する協力者である「第二の顧客」がいないとミッション(使命)達成まで団体・法人の運営を継続することが出来なくなります。
運営上、どうしても、お金・資金に着目するところですが、それよりも大きな概念や大事な要素としては、資金提供など様々な喜びをもたらす人が不在になると全てが成り立たなくなることに、ご注目いただきたいのです。
20年間手探りで活動して来たからこそ、わかる資料【ご経験者対象の資料提供】
まずおさえておきたいNPO法人の資金源とは一体何なのかを知ってほしいのが1点目の情報提供です。
2点目は、その資金源には「内発性⇔外発性」の対立軸と「支援性⇔対価性」の対立軸で整理して見ると傾向がわかることを提供いたします。
3点目は、もうひとつの図解では、企業・行政・NPOの存在意義を、「市場性」の軸と「汎用性」の軸で整理を行い、かつ、そこに先ほどまとめた資金源も整理して「寄附金・民間助成金等」「自主事業収益」「受託事業収益・補助金」を図解に落とし込んでおり、とても分かりやすいことを提供いたします。
経験の無い方には、わかりにくいかもしれません。しかし活動経験が少しでもある方には分かりやすいと思います。
また、この上記の図解は一般的には経済学の「市場の失敗」と「政府の失敗」でまとめられています。この図解は、その関係図に資金源を当てはめた図解になります。
NPO法人・市民活動団体の運営を見つめなおして活かしてほしい
今回の情報提供が、上記のタイトルの通りにお役に立てればとても嬉しいです。
私たちも「つどい」の委託運営団体として、「つどい委託業務」とは別に、長らく「自主事業収益」の創造について課題を抱えながら収益を生み出せず、課題解決にはなりませんでした。
再びNPOの原点である「寄附金・会費」といった内発的で支援性のある資金をご支援いただけるために、現在では、第二の顧客の拡大に向けて取り組んでいるところです。
最後に、YouTube動画の「NPO会計道 税理士 脇坂誠也氏」の白板(ホワイトボード)にまとめられた図解をまとめさせていただきました。とてもわかりやすく、助かりました。ありがとうございました。
「NPO法人の資金源」と「NPOの存在意義」との関係性(PDF 87.1KB)