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つどいパンフレットづくりワークショップを開催しました!

こんな経験はありませんか?

あなたが活動する団体に興味を持った方が、もう少し詳しく知りたいと尋ねて来られました。

そんなとき、手軽にお渡しできる“あなたの団体のことが分かるもの”をお持ちですか?

“団体のことが分かるもの”……パンフレットがあればなぁ~~!

 

最近、施設コンセプトを策定したり、写真撮影を行ったりと、広報のテコ入れを行っている「つどい」。

パンフレットも10年?15年?前に作ったものから新しくしたい!ということで、つどいのパンフレット会議が始まりました。

 

 

第1回目のテーマは「考える~誰に?何を?なぜ?いつ・どこで?~」です。

まず、「誰に?」を決めることで、何を伝えたらいいのか、どうすれば相手に届くのかが分かります。

次に、「何を?」を決めることで、自分たちの情報を整理することができます。

そして、「なぜ?」を決めることで、どの情報が大事なのか、優先順位を決めることができます。

最後に、「どこで・いつ?」を決めることで、どんな形や飾りが作りたいものにとって適切なのかがわかります。

 

当日はこの4つのポイントのうち、特に「何を?」に絞って、参加者の方に意見を出していただきました!

ここでは、

・どんなことが市民活動なの?

・市民活動ってどうやったら始められるの?

・つどいって何をしてくれるところなの?

など、つどい職員では思いつかなかった利用者さんだからこそ思いつく「大事な情報」がでました。

 

続く、第2回目のテーマは「図解~どこに何を載せる?~」でした。

この日は2枚のワークシートを用い講座を行いました。

1枚目が5Wシート。

第1回目の講座で説明した「誰に?何を?なぜ?いつ・どこで?」をまとめるためのシートです。

2枚目がダイジ度天秤シート。

頭の中に天秤を思い浮かべ、情報の優先順位を決めていきます。

例えば、傘のチラシを作る場合、デザイン性よりも撥水性など機能面をよりメインで打ち出したい場合と、機能面よりも色味の多さなどデザイン性をメインで打ち出したい場合とではチラシのデザインが変わってきます。

参考
『どっちがダイジ? でこれだけデザインが変わる。』
« なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本
筒井美希 著 MdN刊
http://naruhodo-design.com/naruhodo/design_03.html

 

このように、デザインをする!となってもいきなりパソコンに向き合って作業を始めないことが大事です。

同様に、この日はラフの書き方もレクチャーさせていただきました。

A4サイズ程度の紙に親指大(ほど小さくなくても全く問題ありませんが)くらい小さなラフスケッチを描いていくことを「サムネイルラフ」といいます。

こうしてたくさん描きだしていくことで、パソコンで作業をするよりも時間をかけずにアイデアが次々に生まれてきます。

そして、サムネイルラフをしていて、このレイアウトがいいんじゃないか、となったら「原寸ラフ」を描きます。

原寸ラフでも、文章を細かく書いていく必要はありません。

だいたいタイトルや写真や説明文はどこにはいるのかが分かればOK

Zや○や×で情報の配置を考えていきましょう。

この日の様子や内容はこちらのライブ中継動画からご覧いただけます♩

https://www.facebook.com/889148781167486/videos/1613504018731955/

 

続いて、第3回目のテーマは「中身をつくる~文章・色はどんなのにする?~」でした。

まずは説明する文章の書き方について。

ワークシートは第5回目のものですが、説明する文章には3つの書くポイントがあります。

まず目的。そして構成。最後に、誰に向けて書くか。

目的と誰に向けて書くかは冒頭第1回目のところで説明した「誰に?」「なぜ?」と同じです。

一方で説明する文章を書くときの「構成」とは何か。

それは、下記のワークシートで説明しようと思います。

これは仮の文章ですが、つどいの施設を説明する文章のように、文章には構成があり、それぞれ段落ごとに①説明をする役割をもつ文章②背景を伝える役割を持つ文章③事業内容を伝える役割を持つ文章④理念について伝える役割を持つ文章という役割の組み合わせになっています。

このように、各段落に役割を持たせて、構成された文章を書くと読み手にとっても伝わりやすい文章になります。

 

そして、上のワークシートで出していただいた団体キーワードから、色や形をイメージしていきます。

配色は基本的に7割のベースカラー、2.5割のメインカラー、0.5割のアクセントカラーが適切といわれています。

団体キーワードからイメージされる色や形をワークシートに書き殴っていきましょう。

参考
『キーワードから連想を広げて、絵につなげる。』
« なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本
筒井美希 著 MdN刊
http://naruhodo-design.com/naruhodo/design_06.html

ここでもいきなりパソコンで作業せずに、下準備をしていくことの大事さが分かります。

 

第3回目の様子と内容はこちらから!

https://www.facebook.com/889148781167486/videos/1620591948023162/

 

続いて第4回のテーマは「整える~細部に宿るこだわりで他との差をつける!」です。

まずはこちらのチラシをご覧ください。

第4回目のワークはこちらのチラシを編集者になった気分で添削していくというものでした。

第4回目のときにお話しさせていただいたポイントはざっと以下の12個です。

・無駄な空間をとらないor適度な余白をとる

・色で注目させる

・チラシを見てほしい人に合わせたフォント(文字の形)を使う

・タイトルを強調する

・すべて文章で説明してしまわずに、マークなどの非言語情報も使う

・漢字とひらがなの大きさを揃える

・半角全角に気を付ける

・、(読点)の後のスペースに気を付ける

・:(コロン)の高さを数字に合わせる

・ふりがなを漢字の上部に揃える

・現実にありえない影の使い方はしない

・中心は見た目で揃える(作成物が印刷物なら印刷して中心を確かめる) など、など!

そして、それらのポイントを考慮したチラシがこちら。

あなたはどんな添削ができましたか?

第4回目の様子と内容はこちらから!

https://www.facebook.com/889148781167486/videos/1628058767276480/

 

そして、いよいよ最終回!

第5回目のテーマは「完成~総ふりかえり~」です。

内容はここまでのものと同様なので、参考文献のみご紹介させていただきます。

 

シルエットデザイン
http://kage-design.com/

 

伝わる・揺さぶる!文章を書く
山田ズーニー著 PHP新書
http://amzn.asia/00XqNHI

 

原色大辞典
https://www.colordic.org/

 

HUE/360
http://hue360.herokuapp.com/

 

VSCO
https://vsco.co/

 

ただし!最終回にはなんとなんとのサプライズゲストの登場がありました!

誰がやってきたのかは動画を見て確認してください♩

https://www.facebook.com/889148781167486/videos/1635958623153161/

 

以上1か月強にわたり開催してきました「つどいパンフレットづくりワークショップ」ですが、お話しさせていただいた内容はパンフレットづくりだけでなく、名刺や、チラシや、どんな制作物にも応用していただける内容となっております。

こちらの記事に掲載しましたワークシートはご自由に複製・使用していただいても構いません。

もし、作成に躓いたという方、この記事だけだと制作が進められないという方、作ってみたけど見てほしい!という方、お気軽につどいへお問い合わせ・ご来館くださいませ。